かわいいとおいしい

そのために生きている

母の背中

母はいつも私より早起きをして、父と私たちのご飯をつくり、洗濯をし、掃除をし、生活を整えてくれている。

 

一人暮らしを始めて、すべてを自分の手でしなくてはいけなくなったとき、あるあるではあるけれど、親のありがたさってやつを感じた。

 

そして思った。

「果たして自分に同じことができるのか?」

 

母は自分がダイエットをしているときも、家族のために料理を作ってくれる。自分がお弁当を食べるわけではないのに、早起きして高校生の私のためにお弁当を作ってくれた。

嫁ぎ先の義母はもっと極端で、夕食はほとんど食べないのに、義父と息子(夫)と嫁(私)のために、もてなしの料理を準備してくれている。

「果たして自分に同じことができるのか?」

 

休日の今日は、夫より早く起きて、まずお米をしかけ、洗濯機に洋服を放り込み、ペットたちへの餌やりを済ませ、ソファに座った。喉が渇いていることに気付いたので一旦立ち上がって、夕べに作っていたお茶を一杯飲んだ。夫がのんびり起き上がってきてからは、朝ごはんを出して、昼ごはんと夜ごはんの献立を考えながら、スーパーに行きたいと伝える。

 

なんだか、そういうふうにできているんだなぁと思った。